日本茶の基本から学べる

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日本茶(緑茶)の種類を味や製法の違いで比較

一般的に日本茶と呼ばれるものは、茶葉を蒸気で加熱して発酵を止める不発酵茶に属します。発酵が止められた茶葉は緑色を維持しているため、総合して緑茶という名前で呼ばれることが多いです。日本茶は、製法などの違いから主に7種類に分類することができます。ここでは、7種類の日本茶それぞれの味や製法の違いについて解説します。

煎茶の特徴

煎茶は、市販されている日本茶の8割以上を占める茶葉です。味や製法にはこのような特徴があります。

・茶葉を蒸す時間が平均的な長さのものを普通煎茶と呼びます
・蒸し時間が平均より長いものは、深蒸し煎茶と呼ばれます
・製造過程の中で粉状になった茶葉ばかりを集めたものは、粉茶といいます
・爽やかな香りやほど 良い苦味と渋味が特徴です
・蒸し時間が長い煎茶ほど、苦味がおさえられる傾向にあります

食事や間食中に飲むほか、食後や一息つきたいティータイムにも合う日本茶です。粉茶なら、抽出時間が短くても煎茶と同等の香りや味わいを楽しむことができます。

玉緑茶(ぐり茶)の特徴

玉緑茶は、勾玉のようなぐりっとしたカーブを描いた形状が特徴的な茶葉です。このことから「ぐり茶」と呼ばれることもあります。味や製法の特徴は以下の通りです。

・玉緑茶の製法は、煎茶の製法から茶葉の形を整える工程をなくしたものです
・中には茶葉を蒸さずに窯で炒った玉緑茶もあります
・玉緑茶の味は煎茶に比べてさっぱりしており、爽やかな口当たりを楽しめます

炒った玉緑茶は中国茶に近い香りになり、濃厚な味わいが楽しめます。

玉露茶の特徴

玉露茶は、一番茶の新芽が開き始めたころに日光を遮る覆いをかぶせて育てた茶葉のことです。味や製法にはこのような特徴があります。

・玉露茶の味は煎茶に比べると甘味が引き立つのが特徴です
・茶葉が日光にあたる時間が短いため、苦味の元となるカテキンが少なくなっています
・玉露茶の製法は、基本的に煎茶と同じ工程です

なお、玉露と同様の製法でより日光にあてる時間を短くした茶葉は「かぶせ茶」と呼ばれます。

碾(てん)茶の特徴

碾茶では、玉露の製法と同様に日光に当てる時間を短くした茶葉を使用します。味や製法の特徴は以下の通りです。

・碾茶は玉露と同じ製法ですが、茶葉から茎や葉脈を取り除いています
・碾茶の味は、玉露に比べて甘みや香りが引き立つのが特徴です
・スイーツなどで使われる「抹茶」は、碾茶の茶葉を石臼でひいて粉末にしたものです

茶葉から茎や葉脈を取り除くというと手間によって、より一層、茶葉本来の味や香りが楽しめるのが碾茶の魅力となっています。

番茶の特徴

番茶は、新芽が成長して硬くなった夏から秋にかけて摘み取られた茶葉のことです。味や製法にはこのような特徴があります。

・番茶は日光にあたる時間が長かった分、カテキンを多く含んでいます
・カテキンが多いため、苦味や渋味が比較的強いのが特徴です
・製法は煎茶と同じ工程となります

番茶は晩い(おそい)時期に摘み取られた茶葉であることから、「晩茶」と呼ばれることもあります。

ほうじ茶

ほうじ茶は、煎茶や番茶を強火で焙煎した茶葉のことです。味や製法にはこのような特徴があります。

・ほうじ茶は強火で焙じたことにより香ばしさが増すのが最大の特徴です
・味は苦味や渋味がほとんどなく、さっぱりとした飲みやすさが引き立ちます
・茎を主体に焙煎したほうじ茶の場合は、茎ほうじ茶と呼ばれます

茎を主に使用した茎ほうじ茶は、一般的なほうじ茶より爽やかな味わいが楽しめます。

玄米茶

玄米茶は、煎茶や番茶を焙煎したものに蒸した玄米を焙煎して混ぜたものです。味や製法にはこのような特徴があります。

・使用されている玄米は、褐色を帯びるほどしっかりと加熱されています
・玄米茶に含まれる茶葉と玄米の割合は、1:1が目安です
・玄米茶もほうじ茶と同じく香ばしさが引き立つのが特徴です
・味は爽やかで口の中をさっぱりとさせてくれます

最近では、抹茶を加えた「抹茶入り玄米茶」も見られます。抹茶入り玄米茶では、香ばしさと抹茶ならではの甘味を同時に楽しめます。

日本茶の種類まとめ

日本茶は茶葉を摘み取った時期や蒸した後の製法により、さまざまな香りや味を楽しむことができます。香りや苦味がある茶葉はお菓子のお供に、爽やかな味わいの茶葉は食後に、というように、時と場合によって飲む日本茶を変えると、茶葉の違いをより楽しめます。ぜひ、さまざまな種類の日本茶を揃えてみましょう。

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