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緑茶のビタミンcの量はレモン以上なのか

健康を維持するために必要な栄養成分のひとつビタミンc。ミカンなどの柑橘類やイチゴ、ブロッコリー、ピーマン、いも類に含まれています。そして、緑茶にもビタミンcは含まれていて、その量は、なんと、レモン以上というから驚きです。今回は、意外と知られていない緑茶に含まれるビタミンcの量についてご紹介します。

緑茶のビタミンcの特徴

お肌にハリと潤いを与えてくれるコラーゲンの生成に効果があるといわれるビタミンc。柑橘類や野菜に多く含まれているイメージですが、実は、緑茶にもビタミンが多く含まれています。

とはいえ、ここでひとつ心配になるのは、“ビタミンcが熱に弱い”ということ。緑茶は、当たり前ですが、茶葉をそのまま食べるわけでなく、基本的に熱いお湯を注いで飲むのため、熱に弱いビタミンcは壊れてしまうのではないか?と疑問がわきます。

確かに、ビタミンcは他のビタミン類に比べ、熱に弱く、分解されすく、体内に蓄えておけない性質をもっています。例えば、ほうれん草をゆでると、ビタミンcが減ってしまうのもその性質が理由です。

しかし、緑茶は例外。緑茶ならではの成分「カテキン」が“ビタミンcの分解を妨げる”作用を持っているおかげで、熱いお湯を注いでも、ビタミンcがあまり壊れずに済むというわけです。

緑茶は、ビタミンcを含んでいても体を冷やしてしまう果物や野菜とはちがい、温かい状態で体を冷やすことなくビタミンcを取ることができる、女性にとって、うれしい飲み物といえます。

緑茶のビタミンcの量は

緑茶の中でも茶葉の種類や製造方法などによって、含まれるビタミンcの量は違います。中でも、ビタミンcが多く含まれているのが「煎茶」。煎茶の茶葉100gあたりのビタミンcは約260mg。この量は、ビタミンcの代名詞ともいうべきレモンのなんと3倍弱、また、野菜の中でビタミンcが豊富だといわれている赤ピーマンの約1.5倍にも相当します。

煎茶に次いで、ビタミンcが多く含まれているのが「玉露」。茶葉100gあたり約110mgのビタミンcです。「抹茶」は約60mg。製造過程で発酵させる「紅茶」には、ほとんどビタミンcが含まれていません。

また、成人の食事摂取推奨量を見ると、1日にとりたいビタミンcの量は100㎎。煎茶を4~5杯飲めば、その半分程度、ビタミンc500㎎ほどは摂取できるといわれています。

人間の体内で生成することができないビタミンcは、食品からとる必要があります。果物や野菜で取り切れない分を緑茶で補うのも良いでしょう。

茶葉別にみた緑茶のビタミンcの抽出量

緑茶の種類によってビタミンcの抽出量の違いを調べた実験があります。まず、煎茶、番茶、玉露と栽培方法や製造方法が異なる3種類のお茶を用意します。それぞれに80度のお湯を注ぎ、3分間抽出しました。その結果、ビタミンcの抽出量は、煎茶は約459mg、番茶は約256mg、玉露は約198mgとなり、3種類の茶葉の中では、煎茶が一番多くビタミンcを抽出できたという結果がでました。

一方で抽出の割合をみると、煎茶は72.0%、番茶は35.7%、玉露は95.4%で、抽出率は玉露が最も高く、茶葉に含まれるビタミンcを余すくことなくしっかり抽出されました。

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