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緑茶の健康効果で血糖値DOWN

通称“トクホ”と呼ばれる特定保健用食品。日本政府から健康に関する効果や効能の表示を許可された特別用途食品です。その“トクホ”商品の中でも目にすることが多い緑茶。“血糖値を下げる”“中性脂肪に効く”などの効果が示されています。今回は緑茶の健康効果の中でも“血糖値”に関する効果についてご紹介します。

緑茶が効く 血糖値とは

血糖値とは、血液中のぶどう糖の濃度を示す値のこと。その基準値は空腹時は110mg/dl未満、食後2時間後で140mg/dl未満と設定されていて、もし、この値より高い場合は、“高血糖”、食後2時間後で200mg/dlを超えると“糖尿病”と疑われます。

緑茶の働きで血糖値をDOWN

緑茶に含まれるポリフェノールの一種で苦み成分の「カテキン」には、消化酵素の働きを抑える働きがあります。この働きが、食後の血糖値の急激な上昇を防いでくれるといわれています。

2008年静岡県立大学食品栄養科学部の実験では、糖尿病予備軍とされる状態の人が1日に緑茶(粉末茶)を7杯程度飲むことで血糖値が低下したことが報告されました。

また、大阪大学医学部が文部科学省の科学研究費を使って行った、2001年~2006年の5年間におよぶ追跡調査によると、糖尿病の発症を申告した444名(内訳男性231名、女性213名)では、緑茶を1日6杯以上飲む人は、週1回以下の人と比べ、糖尿病の発症率が33%少なかったことが報告されています

緑茶の働きで肥満を予防

現在日本では、成人の5人に1人が肥満といわれていますが、「カテキン」と「カフェイン」には、肥満を予防する効果があります。肥満になると血糖値が上がるので、肥満を予防することも血糖値を上げない対策として重要といえます。

ある実験で、4か月間マウスに緑茶粉末を2%混ぜたエサを与え続けたところ、普通のエサを与えたマウスと比べ、お腹の脂肪の量が約60%も少なくなり、血液や肝臓の脂肪の量も著しく減少したという報告があります。

これは、緑茶のカテキンとカフェインの相互作用により、肝臓や脂肪細胞の脂質代謝を改善し、熱産生機能を促進させることで脂肪蓄積抑制作用を得られたといものです。さらに、緑茶を飲むだけでなく、運動と併用することで、効率的に脂肪が消費され、肥満が抑制できるといわれています。

さらに、緑茶を毎日飲むことで、悪玉の“LDLコレステロール”の血中濃度を下げる効果が高まるという研究も発表されています。大半が肝臓で作られるといわれる“LDLコレステロール”。その血中濃度が高くなると脂肪肝や動脈硬化が進み、脳卒中、心疾患などのリスクが高くなるといわれています。

岐阜大学の研究によると、緑茶のカテキンのひとつ「エピガロカテキンガレート」を継続的に摂取すると、肝臓でLDLコレステロールが取り込まれやすくなり、LDLの分解や排泄を助け、LDLの血中濃度を下げる働きがあることが報告されました。

運動前で飲んで緑茶効果をUP

運動前に緑茶を飲むと、脂肪の分解が促進され、脂肪燃焼効果をさらに高めることができるといわれています。有酸素運動による脂肪の燃焼は、20分かかるといわれているので、運動の40分~1時間前に緑茶を飲んでおくのがよいでしょう。また、食事中や食後の緑茶も、脂肪の吸収をおさえ、血糖値の急激な上昇を防いでくれるといわれています。

緑茶と運動を組み合わせて、肥満を予防し、血糖値の上昇を防ぎましょう。

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