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緑茶の効能で歯周病などオーラルケア

食後に緑茶を飲むと口の中がさっぱりした…そんな経験ありますよね。それもそのはず、緑茶のカテキンには、虫歯や歯周病の原因菌に対して、抗菌作用を発揮することが、様々な研究から明らかになっています。今回は、歯周病などを防ぎ、オーラルケアにも有効といわれる緑茶の効能についてご紹介します。

緑茶で虫歯予防

虫歯になるメカニズムは、食後約8時間で、食べかすの中で細菌が増殖して歯垢ができ、その歯垢の中で作られる酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯となります。緑茶のカテキンは、この虫歯菌に対して菌の増殖を阻止する性質などがあり、虫歯菌が歯に付着することを抑えてくれます。

三井農林食品総合研究所が行った実験では、0.05%に薄めたカテキン入りの水溶液の中に虫歯菌を入れると、その直後から虫歯菌の活動が衰え始め、10時間後には完全に死滅したという結果がでています。

さらに、東京医科歯科大学で行った実験では、小学校の1年生に給食後に必ず緑茶を飲むことを義務づけ、1年後に歯科検診を行った結果、緑茶を習慣的に飲用した子どもたちの虫歯発生率は、緑茶を飲まない子どもたちの50%程度だったという結果がでています。

緑茶で歯周病予防

虫歯とならんで、現代人の深刻な口の病気となっている“歯周病”。歯を磨くと歯ぐきから血が出たり、歯ぐきがムズムズするなど、特に、中高年層にとって、歯周病は身近な病気となっています。

そもそも歯周病とは、歯と歯茎の間にある歯周ポケットに歯垢が溜まり、そこに細菌が繁殖することで歯周炎を起こし、歯茎が下がり、最終的には歯が抜けてしまう病気です。さらに恐ろしいのは、歯周病菌が発生させる毒素が血液中に入り込み、心筋梗塞やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病やなどを引き起こす要因にもなっていることです。

緑茶のカテキンには、この歯周病の原因菌の増殖を阻止し、歯の根を覆っている歯槽骨の吸収に関係する“コラゲナーゼ”などの酵素活性を抑制する効果あるといわれています。

緑茶で口臭ケア

エチケットとしても、口の健康を維持するためにも、しっかりケアしたい口臭。緑茶のカテキンには、口臭をケアする働きもあるといわれています。臭いのもととなる虫歯菌や歯周病菌の繁殖を抑え、また、油脂などの酸化を抑える消臭効果を持っています。

しかし、飲み方を間違えると口臭ケアどころか、口臭の原因にもなってしまうので注意が必要です。口臭を発生させる原因となる緑茶の成分は“カフェイン”。特にドライマウスの人は、カフェインの利尿作用が働き、口内が乾燥し、口臭を起こしやすくなるといわれています。また、スポーツなどを行い、口内がカラカラに乾いた状態で緑茶を飲んだ場合も口臭の原因になってしまうこともあるのでご注意を。

緑茶うがいで口内ケア

歯周病菌や虫歯菌などの悪玉菌を抑えてくれる緑茶のカテキン効果を得るためには、飲むだけでなく、うがいするのも良いといわれています。緑茶うがいには、カテキンの成分を効率よく吸収できる粉末緑茶を使います。100mlほどのぬるま湯にティースプーン山盛り一杯ほどの粉末緑茶を入れてよくかき混ぜるだけ。それを、液体歯磨きのように口にふくんで“クチュクチュ”と口内を掃除します。うがい後は、緑茶カテキンを留めるため、水でのすすぎはしないほうが良いでしょう。

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