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緑茶の効能はペットボトルだと弱くなるのか

古くから「万病の薬」と呼ばれ、健康のために飲まれてきた緑茶。しかし忙しい現代人の多くは、かつてのように緑茶を急須で淹れて、じっくりと成分を抽出する時間がないのが現状です。

そんな現代人に重宝されているのが、ペットボトル入りの緑茶です。自分で緑茶を淹れずに飲めるので、とても便利な商品ですが、急須で淹れたものと同等の効能が期待できるのでしょうか。

ここでは、ペットボトル入りの緑茶と急須で淹れたの違いについて解説します。

ペットボトル入りの緑茶は濃度が半減してしまう

ペットボトル入りの緑茶は、いわゆる清涼飲料水の中でも「茶系飲料」というものに分類されます。このカテゴリの飲料は、成分一覧に記載すれば定められた添加物を使用することが可能です。緑茶の場合、以下のようなものが添加されています。

・酸化防止剤
・香料
・pH調整剤

つまり、ペットボトル入りの緑茶は急須のものと同じように茶葉から緑茶成分を抽出した後にこれらを添加していることになります。そのため、急須で淹れたものと比べて緑茶成分の濃度が半減してしまうのが現状です。

なぜ緑茶成分の濃度が半減してしまうにも関わらず、添加物を入れる理由は以下の通り。

・保存性を高める必要がある
・香り豊かさなど質の良さを追求した結果である

緑茶を商品として長期的に売り続けるために、添加物を使用していると考えられます。

ペットボトル入りの緑茶は効能が弱まる可能性あり

緑茶成分の濃度が半減した結果、以下のような成分が減少してしまいます。

・カテキン類
・カフェイン
・テアニン

成分量が減れば、それだけ効能が弱まる可能性があります。それぞれの主な効能は以下の通りです。

・カテキン類は抗殺菌・抗ウイルス・抗アレルギー作用のほか、消臭効果、血糖値上昇の抑制などが期待できる
・カフェインは覚醒作用による集中力の向上、代謝促進、利尿作用などが期待できる
・テアニンはリラックス効果、脳神経機能の調整などが期待できる

つまり、ペットボトル入りの緑茶だとこれらの効能が弱まることがあります。

ビタミンCによる効能はペットボトル入り緑茶の方が高い

緑茶の主成分のほどんとが減少してしまうペットボトル入りの緑茶ですが、ひとつだけ含有量が増える成分があります。それが、ビタミンCです。

ビタミンCが増える理由は、添加物のひとつである「酸化防止剤」がビタミンCであるためです。メーカーの中には、茶葉を加工する工程でビタミンCが減少してしまうため、あえて添加しているというケースもあります。ビタミンCに期待できる効能は以下の通りです。

・免疫機能の改善
・風邪やインフルエンザの予防
・抗酸化作用
・白内障予防

ビタミンCの含有量が増えるということは、より一層これらの効能が期待できる可能性があります。しかし、合成のビタミンCはメーカーによって質が異なるため、場合によっては効能が期待できないケースもあります。そのため、高品質の緑茶を提供してくれる信頼できるメーカーのものを選ぶことが大切です。

緑茶成分を添加して効能を高めたペットボトル商品もあり

ペットボトル入りの緑茶の良いところは、茶葉によって抽出した茶液に独自に成分を加えられるところです。そのため、中にはカテキンやテアニンといった緑茶成分を後から加えて、より高い効能が期待できるよう仕上げた商品もあります。

こうして作られた緑茶の中には、「特定保健用食品」いわゆるトクホとして認定されているものもあります。緑茶成分の濃度が薄くなっていることが気になる場合は、トクホ認定の商品を選ぶことがおすすめです。

ペットボトルの緑茶の効能まとめ

お茶系のペットボトル飲料の中でも、緑茶は特に人気が高い商品です。そのため、メーカーは緑茶の効能をできるだけ届けられるようにと日々工夫を重ねています。消費者はその中からより質の高いものを選び、健康に活かすことが大切です。

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