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緑茶の水出しはテアニンパワーでおいしさと健康効果アップ

栄養豊富でバラエティ豊かな飲み方が楽しめる緑茶。同じ茶葉であっても、その栽培方法や製造方法、また、お湯でいれるか、冷水でいれるかによって、抽出される成分が異なるのも特徴です。今回はお茶の成分の中でも、おいしさの素、旨味・甘味成分である“テアニン”についてご紹介します。

緑茶に含まれるテアニンとは

緑茶に含まれるテアニンとは、アミノ酸の一種。茶葉に含まれるアミノ酸にはテアニンのほか、グルタミン酸、アスパラギン酸などがあります。その中で、お茶に含まれるアミノ酸の半分以上を占めるのがこのテアニンです。テアニンは、茶木の根の部分で生成され、植物界の中でテアニンをもつのは、茶の木とその仲間、キノコの一種以外みつかっていないといわれています。

緑茶に含まれるテアニンの効果

テアニンには、うれしい効果がたくさんあります。例えば、リラックス作用、ストレス緩和、集中力アップ、睡眠の質改善、更年期障害、PMS(月経前症候群)の軽減など。働く大人たちや勉強に取り組む学生たち、適齢期をむかえた成人女性など老若男女問わず、みんなにうれしい効果があります。

さまざまなテアニンの効果の中でも、一番の注目はリラックス作用。テアニンを摂取し、40分ほどたつと脳波に、α波(アルファ波=記憶力や集中力をアップさせ、良質な睡眠を促す効果がある)が表れるほか、心や身体のバランスをつかさどる自律神経の副交感神経を活性化させてくれます。この副交感神経を活性化させると、幸せを感じた時に分泌されるドーパミンの分泌を促します。そのため、幸せを感じたり、集中力がアップする効果もあるといわれています。さらに、興奮状態の脳を抑える効果もあるため、心と体を落ち着かせ、睡眠の質を高めることも期待できます。

また、“緑茶を日常的に飲んでいる人にうつ症状が少ない”という研究結果も報告されています。うつ病と診断され治療を受けている患者99名と、健常者111名に、1ヵ月間に飲んだ緑茶の量をきいたところ、週4杯以上飲む人には健常者が多く、週3杯以下の人の中にうつ病患者が多かったことがわかっています。

水出し緑茶のテアニンの量は

水出しにすることでテアニンの量がお湯で入れるときより多くなるわけではありません。低温ではカテキンやカフェインが抽出されにくいので、温かいお茶に比べ、水出しの方が、テアニンの割合が多くなります。快眠したい人には、覚醒作用のあるカフェインが少なく、快眠に効果的なテアニンの割合が多い、水出し緑茶を飲むのが良いでしょう。

緑茶によって違うテアニン含有量

茶葉の栽培方法や製造方法によってもテアニンの含有量は異なります。お茶の種類別にテアニンの量を見てみると、湯呑み1杯(80ml)に含まれるテアニンの量は、番茶で約3㎎、煎茶で約10㎎、玉露で約34㎎、抹茶で約36㎎となっています。

テアニンには、日光に当たるとカテキンに変化する特徴があるため、日光が当たらないように栽培する玉露や抹茶には、カテキンに変化しなかったテアニンが豊富に含まれます。また、同じ茶葉でも、若い芽に多く含まれ、二番茶より一番茶、一番茶より発芽初期の若い芽の方がテアニンの含有量は多くなります。

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