日本茶の基本から学べる

日本茶を美味しく淹れるために必要な道具4選です。

日常生活のなかで日本茶を手軽に楽しむために、最初に揃えておきたい基本の道具になります。

目次

基本の道具

茶碗

日本茶 茶葉茶器

茶碗の種類は多種多様にあり、お茶によって適した大きさや形、素材があります。

茶碗によって味や香りの違いが出るので、ある程度は使い分けましょう。

一般的には、玉露やかぶせ茶、上級煎茶には薄手の磁器製のものが向いています。

熱々を楽しむほうじ茶や番茶、玄米茶はやや大きめで厚みのある陶器製の茶碗が向いています。

また、茶碗の色にも気を配ることによって、お茶の水色の見え方が変わってきます。

内側が白い中白と呼ばれるものがお茶の水色がよくわかります。

特に青みがかった茶碗の方が緑色がよく映えます。

白い茶碗でも中に柄がついてると見え方に影響が出ます。

特に赤色は影響が大きく、水色が赤みがかって見えます。

急須

日本茶 急須

サイズや素材、内側の網の形状などさまざまなタイプがあります。

素材のなかでも焼き物は主に陶器と磁器に分かれます。

急須はその中間とされる炻器が多いです。

炻器は多くの穴が開いているために、余分な成分を吸収するためお茶が美味しくなるといわれています。

また、お茶の味をまろやかにするとされています。

形は横手型や後手型などさまざまな種類があります。

お茶の種類によって異なりますが、使う人が持ってみて、手になじむもの、また、茶殻の始末がしやすい形状であることが大切です。

また、網の種類をきちんと見ることが大切です。

目詰まりしにくく、手入れのしやすいものを選びましょう。

湯冷まし

日本茶 湯冷まし

沸騰させたお湯を冷ますための器です。

注ぎ口のあるタイプがおすすめですが、マグカップなどでも代用することができます。

茶筒

日本茶 茶筒

封を開けたお茶を保管するための道具です。

光を透さず、ふたがピタッと閉まるものを選びましょう。

日本茶を保存する際は、湿気や温度、光などの影響を受けやすいため、充分気を配らなければなりません。

茶筒に入れるのは10日分程度がおすすめです。

茶種ごとの基本の茶器

ほうじ茶

熱いお湯でたっぷり淹れることが多いため、肉厚で大きめの土瓶を使うことがおすすめです。

別製の持ち手が上についているので、熱いお湯がたっぷり入っており、楽に持つことができます。

煎茶

急須は250㎖、茶碗は100㎖くらいの容量の茶器がおすすめです。

茶碗は水色がよく映える白磁のものがよいです。

抹茶

茶道のお点前ではさまざまな道具を使いますが、自宅で楽しむ場合は、茶筅と抹茶茶碗があれば点てることができます。

茶碗は底が丸い器でも代用できます。

玉露

濃厚なうま味や甘味を少量でじっくり味わう玉露には、急須も茶碗も小さめのものを使います。

急須は90㎖、茶碗は40㎖程度のものが使いやすいです。

 

日本茶を入れるには、お茶の種類によりそれぞれ使いやすい茶器があります。

すべて揃えるのは大変なので、まずは自分が好きなお茶に適したものから揃えていくと美味しくいただくことができます。

急須と茶碗さえ用意しておけば日本茶を淹れて飲むことができます。

急須は大きすぎるとお湯の温度が下がってしまうため、湯量に見合うサイズを使います。

茶碗は色や形状によって、お茶の見え方や香りの立ち方、口を付けた際の厚みや素材感によって味の感じ方も違ってきます。

淹れるお茶に合わせて用意しましょう。

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