日本茶の基本から学べる

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緑茶の血圧に対する効能

日本国民3人に1人が高血圧症といわれています。さらに60歳以上の場合は男性で60%、女性で40%と割合が高くなっています。また、2番目に多い死因となっています。高血圧が様々な病気を引き起こす原因となっていますので、血圧の高い方は極めて生命の危機が高いといえます。高血圧の薬を服用することで簡単に血圧を下げることが出来ますが、一生飲み続けなければなりません。そうならないためにも、日ごろの生活習慣を見直してみませんか。

目次

血圧の仕組み

血圧とは血液量と血管の通りやすさです。つまり、血液の量が増加するか、血管が収縮し、動脈硬化で血管が狭くなることで高血圧となってしまいます。逆に、血液量の減少や、血管を拡張することで血圧は低くなります。

緑茶で動脈硬化予防

脂質の多い食事や、ストレスで活性酵素が増えると、血管の通りが悪くなります。加えて、血管の柔軟性が失われるため、圧力が高まり、高血圧となってしまいます。しかし、緑茶に含まれるカテキンの抗酸化作用により活性酵素を除去され、酸化LDLを抑制することで動脈硬化を予防し、高血圧を防ぎます。

緑茶で利尿作用

人間は摂取した水を、汗や尿として体外へ排出することで血液の塩分バランスを保っています。日常生活で塩分の多い食事をしている方は、血液中の塩分濃度が高くなります。さらに、腎臓で塩分の再開臭が起こってしまい体外排出機能が低下してしまいます。結果として、体内の塩分濃度を一定に保つために水分の排出を抑え、血液の量が増加するため血圧が上がってしまいます。しかし、緑茶に含まれるカフェインの効果によって、血管の拡張や腎機能の向上し、排尿の量や回数を増やしてくれます。

緑茶でケルセチン摂取

玉ねぎに含まれていることで有名なケルセチンですが、お茶にもケルセチンを含んでいる品種「そうふう」「さえみどり」があります。ケルセチンはカテキンと同様の高血圧予防効果があります。さらに、血管を収縮させ腎臓の塩分回収を促進させ血液量を増加させる「アンデオテオシンⅡ」という物質に対する抑制効果もあるため、高血圧を防いでくれます。

緑茶と生姜で血管年齢若返り

緑茶に含まれるカテキンの一種である、エピガロカテキンガレートと生姜の力を合わせることで、大きな効果が期待できます。エピガロカテキンガレートは血圧や血糖値をコントロールするはたらきがあります。また、生姜には血糖値や悪玉コレステロールを下げ、中性脂肪を抑える効果が期待できます。この2つを合わせた「生姜緑茶」が効果的です。作り方はいたって簡単で、緑茶に皮ごとすりおろした生姜を入れるだけです。

飲みすぎは注意

ダイエットや健康に効果的ですが、摂りすぎには注意しましょう。生姜の摂りすぎは下痢や腹痛を引き起こしてしまう可能性があります。また、緑茶にはカフェインが含まれているため、睡眠の質が低下してしまうことがあります。もしカフェインの量を減らしたいのであれば、お湯の温度を50℃程度のぬるま湯か、水出しで緑茶を飲むようにしましょう。そうすることで、カフェインの量を抑えて、エピガロカテキンガレートを効率よく摂ることが可能になります。血圧が気になる方は、ぜひ試してみてください。

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