日本茶の基本から学べる

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緑茶の脂肪に対する効果

緑茶といえば様々な健康成分が含まれています。日本人なら知らない人はいないと思います。しかし、この含まれている成分について理解している人は案外すくないというのが現状です。今回は体脂肪や肥満解消とカテキン成分の視点からみていきましょう。

目次

カテキン

お茶でうがいをすると風邪を引きにくくなります。お茶の成分であるカテキンには強い殺菌作用があり、インフルエンザ菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、ピロリ菌やO157など多くの有害な菌に対してカテキンは殺菌力を発揮します。そのため腸内の有害な菌を撃退するという意味ではお茶でうがいをしたり、食後にお茶を飲むことは理に適っていると言えます。また、カテキンは虫歯菌にも効果があります。虫歯菌の繁殖を阻止し、プラークの形成を防いでくれます。食後にお茶を飲むことは口内の環境を整えてくます。カテキンがどのように細菌を撃退するかといえば、細菌の細胞膜に吸着して細菌の働きを弱めたり、細菌そのものを破壊するのです。最近では、お茶のエキスを配合した石鹸のようにお肌関係の商品が目につきます。お茶のエキスには殺菌効果だけではなく、美肌効果のあるビタミンCやアンチエイジング効果のあるビタミンEが含まれているからです。

中性脂肪の減少

生活習慣病といえば、動脈硬化、高血圧や糖尿病など様々な病気や症状があります。使われなかったエネルギーは皮下脂肪や内臓脂肪として体内に蓄えられ、とくに肝臓に蓄えられた脂肪は再び血液中に分泌されます。このような脂肪を含んだ血液はどろどろの状態で血管を詰まらせ、高血圧の症状や、心筋梗塞などの病気をも引き起こしてしまいます。しかし、カテキンには中性脂肪を減らす働きがあります。脂肪細胞を活性化することで、脂肪が燃焼しやすい状態にしてくれます。また、カテキンには過剰な糖分や脂質の吸収を抑える効果があります。血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪の蓄積を防ぐ効果や、家の粘液を保護して消化を助ける作用など、効果は様々です。更に、お茶に含まれるもう一つの成分であるカフェインにも持久力を高めたり、エネルギー消費を促したりする作用があります。運動をするときにカフェインを適度に摂取することで運動能力を高め、脂肪燃焼を促してくれます。

体脂肪の減少のサポート

良く勘違いされるのが、「飲めば痩せる」ではありません。あくまでも、「体脂肪を減らすサポートをしてくれる」ということです。当然ですが、緑茶を毎日飲んでいたとしても、食事量や間食が多ければ思ったような効果は見られないでしょう。すでに体にたまってしまった脂肪を除去するのは、簡単ではありません。無理なく痩せたいという方は、食後にお茶を飲んだり、運動の30分前に緑茶を飲むようにしましょう。注意事項としては、すぐに効果は出ないということです。効果が出るのは2ケ月から3カ月先ですから、継続することがポイントになります。

ウーロン茶の効果

ちなみに、よくテレビCMなどでながれるウーロン茶ですが、緑茶を発酵させたウーロン茶には緑茶ほどカテキンは含まれていません。しかし、ウーロン茶は発酵する過程で茶重合ポリフェノールができます。このポリフェノールもまた、脂肪の吸収を抑え、たまった脂肪を排出する働きがあります。その他にも、抗酸化作用、血糖利上昇抑制、コレステロール上昇抑制作用、整腸作用もあります。

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