汗をかく時期は、熱いお湯で淹れた緑茶ではなく、冷たくて美味しい緑茶が飲みたいという人は多いことでしょう。水出しで作る冷たい緑茶は、熱い緑茶にはないまろやかさ、ほのかな甘み、そして深い旨味があります。ここでは、冷たい緑茶を水出しで作る方法について紹介します。
目次
緑茶を水出しに必要な材料
緑茶を水出しで作る際は、以下のものを用意しましょう。
・水出し緑茶を淹れるためのポット(冷水ポットやクールサーバーなど)
・緑茶の茶葉
・お茶パック
熱い緑茶と同じように、お好きな茶葉を使って構いません。ただし、深蒸し煎茶のような上級なものの方が旨味は出やすい傾向にあります。
お茶パックとは、茶葉を入れるための使い捨ての入れ物のことです。スーパーマーケットで売っているほか、100円ショップでも購入できます。中にはティーパックのように糸付きのものもあり、取り出しが便利です。
緑茶を水出しするための水を用意する
水は1リットル用意しましょう。水道水をそのまま使うのではなく、浄水器でろ過したものを使用してください。自宅に浄水器がない場合は、以下のものを選びましょう。
・湯冷まし(水道水を沸騰させて水のように冷ましたもの)
・市販のミネラルウォーター
緑茶のうち、茶葉から抽出されている成分は全体の約0.3%に過ぎません。そのため、緑茶をいかに美味しく淹れるかどうかは、水にかかっていると言えます。水の下準備はしっかりと行うことをお勧めします。
茶葉をお茶パックに入れてポットにセットする
続いてお茶パックの口を開き、茶葉を入れましょう。茶葉の量は大さじ2杯半程度(10~15g)です。
お茶パックの口をしっかりと閉じたら、ポットの底にセットしてください。
ポットに水を注ぎ緑茶成分が抽出されるのを待つ
ポットにお茶パックをセットしてから、水を注ぎましょう。その後、水出し緑茶が完成するまでは3~4時間ほど緑茶成分を抽出させてください。
茶葉の種類やお好みの濃さによっては、半日程度待つ場合もあります。暑い時期は室内に置いておくのではなく、冷蔵庫で冷やしながら抽出すると仕上がりが美味しくなりますよ。
また、定期的にポットをシェイクして抽出を促したり、まんべんなく緑茶成分を送り届けるのも水出し緑茶を美味しく仕上げるコツです。
お茶パックを取り出して完成
ある程度の時間をかけて抽出したら、お好みの味や香りか確認しましょう。ちょうど良いと感じたら水出し緑茶の完成です。
完成後は過剰に抽出させないよう、お茶パックをポットから取り出してください。
緑茶成分が沈殿していたり、水全体にまんべんなく広がっていない場合は、菜箸などで軽く混ぜると美味しく飲むことができますよ。
水出し緑茶専用のティーパックを買うのもおすすめ
頻繫に水出し緑茶を飲むという人は、専用のティーパックを買うのもおすすめです。お茶パックに茶葉を入れる手間が省けるので、効率的に水出し緑茶を作ることができます。
市販の水出し緑茶専用のティーパックには以下のようなものがあります。
・国太楼の宇治抹茶入り水出し緑茶ティーバッグ
・水出し知覧茶抹茶入りティーパック(鹿児島産)
・健康長寿茶の水だし緑茶ティーパック(熊本産)
20~50パック入りといった大容量の商品もあるので、コストの面からも優れているグッズです。
緑茶を水出しで作る方法まとめ
水出し緑茶には、熱いお茶にはない魅力があります。熱いお茶に比べて作るのに時間がかかりますが、じっくり作り上げるからこそ、その旨味の深さは格別です。冷たい飲み物が恋しい時期には、ぜひ水出し緑茶を作ってみてくださいね。