日本茶の基本から学べる

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緑茶が子どもにもたらす効果

多くの人が子どもにお茶を飲ませていいかということに疑問をもつと思います。これは、緑茶に含まれるカフェインが体に影響を与えてしまうために疑問視されるようになりました。実際のところは、どうなっているのでしょうか。見ていきましょう。

目次

カフェイン

カフェインを摂取することで様々メリットがあります。カフェインは人の脳内の中枢神経を刺激するため、眠気を覚ましたり、気分を爽快にさせる効果があります。また、腎臓の血管の収縮に作用する事で利尿を促します。尿の排出によって体内の老廃物を排除が進むので高血圧やむくみの症状を緩和されます。さらには、カテキンにより結合した酸化酵素や菌類などの悪性物質を体外に排出するように促すので相乗効果が見込めますし、気管支にも作用するので喘息の予備薬に使われています。

副作用

健康成分であるカフェインですが身体の許容量を超えるとカフェイン中毒のリスクがあります。めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気といった急性症状や、高血圧、骨粗しょう症といったような症状が出てしまう可能性もあります。

子どもへの影響

カフェインの子供への影響については、まだわかっていないことが多いようですが、夜の寝つきが悪くなる、トイレが近くなるといったことが多いようです。消化器官が未成熟だということもあり特に気を付けなければなりません。もし、1歳から3歳の子どもに飲ませる場合は、できるだけ薄めてあげたほうが良いでしょう。

摂取量

日本では摂取基準値や年齢について定められていませんが、体重1kgあたり20mgで嘔吐などの症状がでるとの調査結果もあります。カナダではカフェイン摂取は4歳以降で、4〜6歳の1日の摂取量は45mgまでとされています。実際、緑茶にはどれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか

・緑茶(せん茶)… 20 mg/100ml

・ほうじ茶…20mg/100ml

・玄米茶…10mg/100ml

・玉露…120mg/100ml

・紅茶 …30 mg/100ml

・コーヒー… 60 mg/100ml

目安の数字ですが、コーヒーなどと比べると緑茶(せん茶)は少なめですが、玉露はコーヒーの含有量より多くなっています。

緑茶以外にも注意

緑茶に含まれるカフェインについて説明してきましたが、緑茶以外の食べ物や飲み物にもカフェインは含まれています。子どもが好きなココアにもカフェインは含まれています。ココア1杯に使用する量は小さじ2〜3杯(4~6g)なので、1杯あたりの含有量は8~12mgです。また、コーラなどの清涼飲料水にもカフェインが含まれています。コーラの100ml中のカフェイン量は10mgとなっていますが、コーラ1缶(355ml)になると、カフェイン含有量は36mgとなっています。

焙じ茶や水出し緑茶

おすすめなのが焙じ茶と水出し緑茶です。ほうじ茶や番茶は、身体に優しいお茶と言われており、病院でも出されることが多くなっています。胃が痛い時、緑茶や玉露、煎茶はあまり飲まれませんが、ほうじ茶は飲むという人が多いのではないでしょうか。これは身体への負担が少ないためです。また最近は、水出しや氷出しなどで手軽に作れる物も販売されているので、いくつか作って冷蔵庫で冷やせばいつでも飲めるようにできますので是非試してみてください。

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