日本茶の基本から学べる

  1. お茶
  2. 6115 view

緑茶の入れ方 大人数分入れるには

法事や会社の会議など、一度にたくさんの人にお茶を出さなければいけない時、どうやってお茶を入れますか?普段、緑茶を自分で入れて飲んでいる人でも、大量の緑茶をおいしく入れるのは勝手が違ってなかなか難しいはず。今回は、緑茶をたくさんの人にお出しする場面で役立つ、緑茶の入れ方についてご紹介します。
日本茶資格を最短2か月で簡単に資格取得できる諒設計アーキテクトラーニング 

目次

普通サイズの急須を使って 緑茶を大人数分入れるには

たくさんのお客様に出さなければいけないのに、普通サイズの急須しかなかった時はどうしたらよいのか?順番に入れていくうちにお茶が薄くなったり、冷めてしまったり…となかなか難しいはず。そんなときは慌てずに、濃い目にお茶を入れて、そこに、“さし湯”をしていくという方法があります。

まず、茶葉の量は、大人数だからといってその人数にあわせて入れるのではなく、急須のサイズに合わせて茶葉を入れます。その際、普段より1.5倍くらい多めの茶葉を入れるのがポイントです。

次に、急須に、適温(煎茶なら70度~80度)のお湯を入れます。お湯の量も人数分ではなく、急須にあわせた分量にしましょう。

お湯を入れた後は、煎茶なら1分ほど、深蒸し煎茶なら30秒ほど、 それぞれのお茶にあった時間で抽出します。抽出したら、全員分の茶碗に均一になるよう、少しづつ“まわし注ぎ”をします。その際、茶碗に少なめに入れるのがポイントです。

なぜなら、この濃いめに入れたお茶に、適温のお湯を“さし湯”としてつぎ足し、お茶の温度と濃さを飲み頃に調整します。こうすれば、全員にちょうどいい温度で、ちょうどいい濃さのお茶をお出しすることができます。
日本茶資格を最短2か月で簡単に資格取得できるSARAスクールジャパン

大きめの急須を使って 緑茶を大人数分入れるには

10人分ほどの大人数のお茶を入れることができる大きめの急須がある時はどうしたらよいのか?この場合は、急須に人数分、10人分の茶葉を入れます。

次に、適温にしたお湯を人数の半分、10人分のお茶なら5人分を急須に入れ、抽出します。抽出したお茶はティーポットに移し替えます。その際、最後の一滴までしっかりと入れましょう。

今後は、二煎目になるので、急須に温度が高いままのお湯を残りの5人分入れます。一煎目と同じ時間抽出すると苦みが出すぎてしまうので、時間をおかずに、ティーポットへつぎ足します。

こうして、ティーポットの中に10人分のお茶を入れ、お茶の味と温度を均一にしてから茶碗に注ぎ入れます。このやり方であれば、すでに、ティーポットの中で均一になっているので、“まわし注ぎ”の必要はありません。

お客様にお茶をお出しする時のマナーですが、茶碗いっぱいに入れる必要はなく、だいたい茶碗の7~8分目が目安。少なめに入れるのがマナーとされています。お客様には、茶碗だけで出すのではなく、茶たくの上にのせてお出しするので、お茶を入れる前に、茶たくの準備もしておきましょう。
日本茶資格を最短2か月で簡単に資格取得できる諒設計アーキテクトラーニング 

事前に作っておける水出し緑茶でおもてなし

“お茶は温かいものを出す”ということにとらわれなければ、暑い夏などは、事前に水出し緑茶を作っておくのがおすすめです。水出し緑茶は同じ茶葉を使っても、お湯で入れるより、渋みが少なく、まろやかで甘味が際立ちます。温かいお茶やペットボトルのお茶を出すより、冷たくてまろやかな水出し緑茶を出せば、話もはずみ、喜ばれること間違いなしです。

日本茶資格を最短2か月で簡単に資格取得できるSARAスクールジャパン

お茶の最近記事

  1. 緑茶カフェインと温度の関係

  2. 緑茶の血圧に対する効能

  3. 緑茶を水出しで作る方法

  4. 緑茶のむくみに対する効果

  5. 水出し緑茶ならではの効果効能について

関連記事

アフィリエイト広告を利用しています
PAGE TOP