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日本茶のプロフェッショナルを目指そう!日本茶資格4選

日本茶のプロフェッショナルを目指そう!日本茶資格4選

日本人はお茶が大好きですよね。世界中でお茶は飲まれていますが、日本では日本茶が多く消費されています。しかし、一言で日本茶と言っても、煎茶、ほうじ茶、抹茶などさまざまな日本茶が存在します。そして、茶葉の産地、茶摘みの時期などで、味、価格が変わってきます。

日本茶の世界は奥深いわけですが、その知識を深めるために、多くの資格が存在しています。この記事では、日本酒に関する資格で人気のある資格をご紹介します。

目次

日本茶の資格4選

日本茶のプロフェッショナルを目指そう!日本茶資格4選

日本茶セレクター【日本安全食料料理協会】

日本茶の歴史や茶葉の栽培方法、茶摘みの時期と一番茶・ニ番茶の種類など茶葉に関する知識から、日本茶の製造方法や値段の相場、良質なお茶の見分け方や見分けるコツ、お茶の値段を決める基準、美味しい日本茶を入れるのに適した水質と蒸らし時間など、日本茶を淹れる時の基本と注意点を学び、日本茶の基礎的な知識を幅広く有していることを認定する資格です。

日常的に飲まれている日本茶だからこそ、美味しく飲むためのスキルが求められており、そういった需要に答えるための資格です。

取得方法、受験資格

受験資格は特になく、年齢や性別に関係なくインターネットからの申込みでどなたでも受験できます。

申し込むと自宅に試験問題が郵送されるので、在宅受験を受け同封されている答案用紙を日本安全食料料理協会へ返信します。

70%以上の正答率で合格となり、資格取得となります。合格の場合、自宅へ認定証が送られるので、子育てなどで家を空けられない方でも受験することが出来ます。

試験内容、受験料、受験日程

日本茶セレクターの認定試験に合格するためには、日本茶の基本的な知識から、日本茶の製法、良質な日本茶の見分け方、淹れ方の注意点など実用的なことまで学ぶ必要があります。受験料は10000円で2月・4月・6月・8月・10月・12月の年6回開催されています。申し込みは開催月の前月末までで、答案用紙の提出締め切りは当月末となっています。

緑茶インストラクター【日本インストラクター協会】

茶葉ごとの美味しい入れ方や地域ごとの有名なお茶の名称や特徴、日本茶に関する偉人、茶葉の保管方法、さらに「茶碗、茶釜、火起こし、柄杓、盆、水指、水注、茶筅、茶巾、茶入」などの茶道具の特徴や茶葉の天ぷらやおひたし佃煮など茶葉を使った料理や日本茶の料理レシピなど、日本茶に関する幅広い知識を有していることを認定する資格です。

日本茶の知識を普及し、日本茶文化の発展を目指します。

取得方法、受験資格

在宅受験なので、インターネットからの申込みとなります。申込み後、自宅に試験問題が郵送されるので、試験問題を解き答案用紙を同封されている封筒に入れ日本インストラクター協会へ返信します。正答率が70%以上だと合格となり資格を取得できます。合格の場合、自宅へ認定証が送られるので、子育てなどで家を空けられない方でも受験することが出来ます。

受験資格は特にないので、年齢や性別に関係なくどなたでも受験できます。

試験内容、受験料、受験日程

日本茶の歴史から茶道具の特徴など日本茶に関する基本的な事から、日本茶の料理レシピ、美味しい淹れ方など実用的なものまで出題されます。受験料は10000円で、2月・月・6月・8月・10月・12月の年6回開催されます。申し込みは開催月の前月末までで、答案用紙の提出締め切りは当月末となっています。

日本茶アドバイザー【日本茶インストラクター協会】

日本茶や食育に興味関心がある方や、日本茶カフェや販売店で働いている方を対象に、日本茶文化の発展と普及を目的として、日本茶に関する正しい知識と技術を持ち、それを指導出来る事を認定した資格です。

日本茶インストラクター協会は、歴史ある日本茶の文化を普及・継承し、さらなる茶文化の発展を目指している団体で、そこから社会の文化、健康、教育の向上を目指す団体です。

日本茶アドバイザーは、日本茶インストラクター協会の初級資格で、その上位資格となる日本茶インストラクター資格、さらに上位資格の日本茶マスター資格があります。

取得方法、受験資格

日本茶アドバイザーの取得方法は3通りあります。1つは通学コースです。これは「日本茶アドバイザー養成スクール」に通学し、修了確認テストをクリアすることで取得できます。養成スクールは東京・静岡・宇治・名古屋の4箇所にあり、2〜5ヶ月間の間に5日間通う必要があります。

次に受験コースでは「日本茶アドバイザー通信講座」で学習し、実技講習会を受講した後に「日本茶アドバイザー認定試験」に合格することで取得できます。

最後に通信講座コースでは、日本茶インストラクター通信講座を受講後、申請することで資格取得となります。

日本茶アドバイザー養成スクールの受験資格は18歳以上であることですが、それ以外にはどのコースでも受験資格はなく、どなたでも受験できます。

試験内容、受験料、受験日程

日本茶アドバイザー資格を取得するためには、実技講習会を受講した後に認定試験を受け、合格する必要があります。認定試験はマークシート方式の筆記試験で、日本茶の歴史や茶業のあらまし、茶葉の栽培や製造などから茶の利用法や健康科学などの知識、さらには茶の品質管理や鑑定、淹れ方、インストラクション技術などの実践的なものまで出題されます。

資格取得までにかかる費用は実技講習会参加料が10000円で認定試験受験料が10800なので、合計で20800円かかります。

11月に行われる日程ですが、申し込みは8/1~8/31なので早めに申し込む必要があるでしょう。札幌・仙台・東京・静岡・名古屋・京都・広島・福岡・鹿児島(予定)の9か所で試験が開催されます。

日本茶スペシャリスト【日本能力教育促進協会(JAFA)】

日本茶に関する基本的な知識と技術を持ち、それを指導できる人材としての能力向上に寄与することを目的としています。

日本茶の製造工程から茶葉の分類、美味しい入れ方までマスターした日本茶のプロとして、日本茶教室の開催や、日本茶のショップや飲食店などビジネスシーンで活用できることを目指しています。

取得方法、受験資格

JAFA指定の認定教育機関が行っている通信講座を受講することで受験資格を得られます。

「スマホで資格-farmie-」が認定教育機関に指定されており、通信講座を受講終了後、認定試験に申し込み合格すると資格取得となります。年齢などの受験資格はないので、どなたでも通信講座を受講すれば認定試験を受けることが出来ます。

試験内容、受験料、受験日程

認定試験の申し込みは日本能力教育推進協会指定の認定教育機関である「スマホで資格-farmie-」で行っています。講座受講料と認定料、検定。サポート費込みで29000円です。再受験の場合のみ1500円が追加で必要になります。また、クレジット分割払いにも対応しており、その場合は月に2900円となります。

在宅受験なので、講座の受講が終了した方からいつでも認定試験を受けることが出来ます。資格取得までの標準学習期間は1カ月ほどですが、受験期限はないので忙しい人でもご自分のペースで受けることが出来ます。

日本茶資格の仕事内容、必要な知識とは

日本茶の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは日本茶の仕事内容と、それに必要な知識について説明します。

日本茶のプロフェッショナルを目指そう!日本茶資格4選

日本茶の仕事とは

日本茶インストラクター

日本茶インストラクターとは、カルチャースクールや自宅で日本茶教室を開催し、参加者に日本茶の効果や、それぞれの種類に合わせた適切な湯温などの美味しい淹れ方、茶器の使い方や茶葉の種類とそれぞれの特徴などを説明し、日本茶の魅力を知ってもらう仕事です。

日本茶の幅広い知識と、お手本として見せる技術が求められます。

日本茶の販売

日本茶に関する様々な知識を使い、日本茶や茶葉の販売店でお客様に商品を提供する仕事です。

それぞれのニーズや好みに合わせた商品を見つけ、味や特徴などを分かりやすく説明するための技術も求められるでしょう。

茶道の先生

日本茶を本格的に楽しむジャンルとして茶道教室の先生も日本茶の資格を生かせます。和の心を重要視する茶道は、近年外国人観光客にも人気があり、その需要は高まっています。緑茶や抹茶を取り扱う茶道を多くの人に知ってもらい関心を高めるには、より美味しく飲む為の知識や淹れ方はもちろん、日本茶の歴史などの知識があるとおもてなしの精神と和の風情を感じ取ってもらえるでしょう。

必要な知識

日本茶に関する知識

日本茶の歴史や種類、茶葉による特徴、茶道具の使い方など日本茶に関する基礎的な知識から、お茶の種類による適切な湯温など美味しく淹れる方法まで、日本茶に関する知識は必要不可欠です。

日本茶は歴史が古く日本で独自の発展をしてきたため、文化としての特徴があります。その為、日本茶に関わる仕事をする際には日本茶文化の背景にあるものを理解した上で、日本茶を楽しむための幅広い知識が求められます。

栄養学

脳を覚醒させリフレッシュ効果のあるカフェインや、抗酸化作用がありアンチエイジング効果があるカテキンなど日本茶にはいくつもの栄養成分が含まれている為、健康や美容への効果が期待されています。日本茶に含まれる栄養の成分とその効果を理解することで、多くの方に興味を持ってもらうための説明が出来るようになり、日本茶の魅力を説明する説得力も高まります。

礼儀作法

文化として確立している日本茶には、お茶を淹れる手順や方法だけでなく、作法やマナーといった礼儀作法も日本茶文化を形成する要素の1つとして重要なものです。

日本茶のもつ「おもてなし」の礼儀作法を理解し実践できるようになることで、より日本茶を楽しめるようになるでしょう。

日本茶資格のメリット、デメリット

日常的に飲まれることの多い日本茶について深く学び資格を取得する事は、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは日本茶の資格を取得するメリットとデメリットについて説明します。

日本茶のプロフェッショナルを目指そう!日本茶資格4選

日本茶のメリット

美味しいお茶の飲めるようになる

お茶の種類による適切な淹れ方や茶葉によって違う味の特徴などを学ぶ事で、自宅でも今までより美味しいお茶を飲めるようになります。仕事や育児などで忙しく、たまの休息時間はちょっと美味しいお茶でリフレッシュしたいと思う人には最適でしょう。

また、家族や家に遊びに来た友人に、せっかくなら美味しいお茶を出したいと思う方もいると思います。そんな時に日本茶の知識があると役に立つでしょう。

美容・健康に効果がある

日本茶はカフェイン、ポリフェノール、カテキンなどの成分が含まれており、食中毒の予防や血糖値を下げる効果、また動脈硬化や脳卒中、癌の発生因子を抑える効果があります。

また、日本茶は健康に良いだけではなく、脂肪燃焼を助ける効果がある事からダイエットにも役に立ち、活性酸素を除去する事から美肌効果もあるとされています。

美容・健康に関心のある人であれば、日本茶について学ぶ事は大きなメリットとなるでしょう。

礼儀作法を学び、おもてなしの精神が養われる

日本茶は「おもてなし」の精神を大切にしています。その為、茶器の取り扱い方法からお茶の入れ方、お客様への出し方など、作法が細かく決まっています。日本茶の資格を取得する際には、それらの作法、マナーも一緒に学ぶ事になるので、自然と礼儀作法が養われます。作法を身に着けたいと思っている人はもちろんの事、子どもの教育の為にお手本を見せたい人にも役に立ちます。

日本茶のデメリット

資格を活用できる場所が限られている

日本茶を学び資格を取得する事は、日常生活の中で大きく役に立ちます。しかし、仕事として日本茶の資格を活用したいのであれば、その為の場所は限られてくるでしょう。

カルチャースクールの講師や日本茶の販売、飲食店などですでに働いている人には、日本茶の資格はキャリアアップにつながりますが、資格取得後に仕事を始めるのであれば、資格を生かせる仕事を見つけるのに少し時間がかかる可能性があります。あまり時間がなく資格取得後はすぐに仕事を始めたい人よりも、自分に合った仕事をゆっくり探す時間がある人や、すでに日本茶に関わる仕事をしている人でキャリアアップの為に取得を考えている人に向いています。

日本茶資格に向いている人、適正

日本茶の資格は特別な才能などを必要とせず学べば誰でも取得できます。では日本茶について学び資格を取得するのはどのような人に向いているのでしょうか。ここでは日本茶の適正について説明します。

日本茶のプロフェッショナルを目指そう!日本茶資格4選

日本の文化に関心がある

日本茶の歴史は古く、安土桃山時代に広まってから今まで日本の文化として愛され続けています。そんな日本茶を学ぶ上で大切なのが日本特有の「和」の風情です。日本茶の歴史や作法を学ぶ上で日本文化は切っても切れない関係にあります。

日本の文化が好きで学びたいという意欲のある人なら、日本茶を学ぶのはきっと楽しく感じるでしょう。

人をもてなすのが好き

日本茶には「おもてなし」の精神があります。美味しく淹れる為の方法や作法・マナーなども「おもてなし」の精神が根底にあります。家族や友人など周りの人に喜んでもらいたい、気分良く過ごしてもらいたいという「おもてなし」の気持ちがある人なら、日本茶を学ぶ事がとても意味のあるものとなり、日常生活の中でも役に立つでしょう。

美容・健康に興味がある

日本茶に限らず、日頃くちにする食べ物や飲み物の栄養は気にする人も多いと思います。自分だけでなく、家族の食事も作る主婦の方ならなおさらでしょう。

日本茶に含まれるカテキンは身体の老化を防ぐ抗酸化物質の1つです。免疫力を高め、アンチエイジングにも効果があるとされており、癌になりにくく、脳卒中や動脈硬化にも効くとされています。他にもカフェインやビタミンも日本茶には含まれおり、美容・健康への効果は期待されています。

日本茶は普通に飲むだけでなく、日本茶や茶葉を使った料理などもあり、美容・健康の高い人にはとても楽しく学べる分野でしょう。

礼儀作法や品性を養いたい

茶道に代表されるように、日本茶の文化は礼儀作法やマナーがしっかりと決まっており確立されています。一つ一つの所作に理由がありそのどれもが相手を思いやる「おもてなし」に通じています。

細かな作法までしっかりと出来るように身体に覚えされるのであれば、本格的に茶道教室へ通う必要があるかもしれません。しかし茶道教室は敷居が高いと感じる人もいます。教養として恥ずかしくない程度の礼儀作法を身に着けたいのであれば日本茶について学ぶのが最適と言えます。

「おもてなし」の精神に裏付けされた美しい作法は、もてなされる方も気分が良くなります。そんな礼儀作法や品性を養いたい、または子どもに身に付えてもらいたいと思っている人は、日本茶を学ぶのに向いているでしょう。

日本茶資格を活かす方法

日本茶に関する幅広い知識と美味しく飲むための技術を身に着け、日本茶の資格を取得したらどのような形で生かせるのでしょうか。ここでは日本茶の資格を生かす方法について説明します。

日本茶のプロフェッショナルを目指そう!日本茶資格4選

日本茶のインストラクターとして

カルチャースクールや自宅で日本茶教室を開き、収入を得ることが出来ます。

国内でもトップクラスの消費量を誇る日本茶は、日常的に飲まれている方も多く、日本茶に関する需要はあります。興味を持って教室に参加された方を対象に、日本茶をより美味しく、そして日本茶に含まれる健康効果をより効果的に引き出すための淹れ方・飲み方をレクチャーします。

お茶の種類や茶器の正しい使い方、お客様に御茶を出す際の作法やマナーまで使えることで、日本茶の魅力と楽しみ方を伝え、文化としての日本茶を普及させる事も出来ます。

また、和の風情を感じられる本格的なジャンルとして茶道があります。茶道教室で先生として活動さるにも日本茶の資格は役に立つでしょう。茶道の場合は、茶道な手順や作法を学ぶ必要がありますが、それだけでなく、お茶そのものに対しても知識があることで、生徒たちに説得力のある説明書できます。

日本茶の販売業で

日本茶や茶葉の販売業、日本茶カフェなどの飲食店で働く時にも日本茶の資格が役に立ちます。

購入を考えているお客様からすれば、御茶の知識が豊富なスタッフから買う方が安心できるものです。また、どの商品を購入するか迷っているお客様に、求めているお茶のイメージや好みを聞き、それに合った商品を選んであげることでただ購入するよりも喜んでもらえるでしょう。

日本茶の資格を取得し、日本茶に関する幅広い知識を身につけることで、ただ販売するだけでなく、時には相談に乗り、アドバイスも出来るようになります。

家族や友達をもてなす為に

日本茶の資格は仕事や収入のためだけではありません。自宅で友人をもてなす時、家族団らんの時にも役に立ちます。

ちょっとしたお茶の時間でも、淹れ方に一手間加えるだけでお茶は美味しくなります。そんな美味しいお茶で過ごせば会話も弾みコミュニケーションもはかどるでしょう。

また、お茶の淹れ方や飲み方には作法があるので、子どものいる家庭ではそれらを子どもに教えることで、教育にも役立ちます。お茶の健康効果を引き出すことで、家族で健康にもなり、作法も学べるのは日本茶について学ぶ大きなメリットとなります。

日本茶の通信講座に関する記事はこちら

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